仕事で疑問に感じたこと。


※人間関係

 価値観の違い



私は管理系の仕事をしている。


管理といっても、人事や経理、財務という専門的な業務ではなく、全国の拠点と本社をつなぐような立ち位置で、


何か問題があれば全国の拠点か本社に責任が求められるため責任もさほど重くなく、


仕事のほとんどを雑務のように感じている。



入社3年目の総合職は、会社員としての成長期に突入した段階だと思っていて、


重ための仕事を任され、苦しみながらやり遂げる事で成長していく、そんなイメージを持っていたので、会社から戦力として認められていないのかと落ち込むこともしばしばだった。



そこで、自分でなにかプラスになることをはじめようと、いくつかの試みをはじめた。


その一つが、業務の効率化。


ひとつの帳票をつくるのに、30分もかけているという。


そこで、エクセルで関数を使いし、

データを貼り付けるだけで帳票を作成できるようにした。



パソコンはあまり得意でないが、エクセルくらい使えないと本当の管理の部署で働くことになったとき苦労すると思い、少し勉強していた。


多少時間はかかったが、自分なりに満足できるものが完成した。



同じ帳票を使っている先輩に見せ、改善点など相談してみた。


先輩と言っても、親と同年代で、

管理職も経験していたような方。


配属されてすぐのころ、

私があなたを育てるから、と言われていた。


人当たり良く、

周りの人にお菓子を配ったりして良い印象を持たれていたと思うし、

上司にも信頼されているように感じていた。


その人の一番すごいところは、

気配り、だと思っていた。


そんな先輩に相談すると、思っていなかった反応でとまどった。




「わたしも改善策考えてるんだけど。

コピペ得意だから、自分の方法でいい



先輩はいつも、どうやったら改善できるか、いつも考えて行動していた。



でも、みんなで改善する、のではなく

自分が改善するのが大事だったようだ。



後輩が自ら成長するのではなく、

自分が後輩を育てることが。


自分がお菓子を配っているということが。


チームでなにかを成し遂げるのではなく、

自分が上司に認められることが。



今までその方と接していて、どこか腑におちなかったことが多かったのだが、


今回のことでその方の価値観に気づいた。



周りからは気配りの人に見られているが、

自分のための行動だと気づいてしまった。



人は皆、自分を一番大事に思うものだから、

その方を否定するわけではない。



誰もが認める気配りの人も

つまりは自分のための行動だということに気づいたことで、


その方の行動を見ていてどこかもやもやしていた自分の気持ちが少し楽になったのだ。





でも、わたしだってせっかく時間をかけて

エクセルをつくったのだし、

活用すれば部署の業務効率化につながることは確信している。


その方と話してみるのか、

周囲を少しだけ巻き込んで提案してみるのか、、



雑務ばかりの部署でも、考え成長できる機会はあるのだなと思うことにする。